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Mac DeMarco

 

お気に入り盤『Salad Days』

 

・去年知った時に『良い歌い方するなーkurt vileみたいだ』なんて事を思っただけでちゃんと聴き込む事はなく、定期的にチェックしているKEXPのセッション映像や海外フェス映像で聴く位だった。

つい先日のbonnarooフェスの中継を観てバンドとしての存在感に凄く惹かれた。(Mac DeMarco個人に限って言えばまだ揺さぶられるほどの魅力を感じられていないのが本音)

サポートメンバー全員に存在感があって凄く良い。

バンドはやっぱりこうじゃなくちゃと思う。

中でもギターを弾いているandy whiteが最高に格好良い。(過去のLIVEを振り返ってみたけどandy whiteが上半身裸になった頃からの演奏やバンドの雰囲気が凄く好みだ)

 

 

追記:

その後の『Another One』が素晴らしくて弾き語り動画を片っ端から見た。

凄く良い。大好きだ。

 

《Mac DeMarco個人に限って言えばまだ揺さぶられるほどの魅力を感じられていないのが本音》と書いた事を訂正したい。

バンドと比較するのは間違いだと思っているけど、弾き語りのMac DeMarcoは凄く魅力に溢れていた。(それを知った後にバンド演奏を聴くとバンドでのMac DeMarcoも悪くないなと思ってしまうので不思議。ただ弾き語りと比べるとやっぱり僕は物足りない。)

いつかその魅力を余すことなくバンドに変換出来たらと想像するだけでワクワクしてしまう。

 

残念な事に最近のLIVEでは鍵盤が入り、ベースを弾いていたPierce McGarry(大好きだった!)は抜けてしまった。

それが原因なのか分からないけど好きになるきっかけとなったバンドの魅力はあまり感じられなくなった。

バンドは難しい。だからこそと期待してしまう。

Mac DeMarcoのこれからの活動に期待し楽しみにしている。

 

dopapod

 

お気に入り曲『Vol.3#86

※『Redivider』に収録

 

・最初はよくありそうな普通のインストバンドかなと思い、流し聴いていたのだけど、鍵盤やギターがユニークなフレーズを弾いていたり、プログレやマスロックを感じさせる展開、洒落た進行に行くと予想させながらそれを裏切ったり、高揚感を誘う流れもあり、王道を感じさせる歌メロも入るしと最高だった。


色んな音楽をつまみ食いしている感じがとても良い。(つまみ食いというには失礼か。どれもとても濃い)

繰り返し同じフレーズを使うにしてもアレンジによって聴こえ方に変化があって展開していく曲は凄く好き。だから『vol.3#86』は7分もあるのに飽きずに聴ける。前半の展開があるからこそ5分14秒からの流れに高揚して最後の最後で笑っちゃう。最初から後半の展開だったらきっと僕はしらけてしまうかもしれない。

テンテンコ

 

お気に入り曲『Good bye,Good girl

※『Good bye,Good girl』に収録


最初聴いた時にはなんとも思わなかったテンテンコ『Good bye,Good girl』を先日から思い出してはたまに聴いている。

『シンデレラなんかになりたくない(チンプイED)』『21世紀の恋人(21エモンED)』を聴いた時と似た懐かしさと幼い頃に抱いた恋心に近いものを感じてグッとくる。

この感覚が昔のそれとは確実に違うものだとしても、歳を重ねたこの瞬間に近い感覚で響いている事にグッときてしまっている。

『シンデレラなんかになりたくない』『21世紀の恋人』とは違うのだなと思わずにいられないのはやるせなさ、もどかしさ、寂しさを多く感じるからなのか、だからこそ『Good bye,Good girl』が年を重ねたいま、それらを聴いた時と近い感覚で響くのか。

そんな事を考えた所で分かる訳はないのだけど、懐かしい気持ちに触れられた気がしてさみしくも嬉しくなった。

ty segall

 

お気に入り盤『manipulator

 

・今年の初めking gizard~を聴いていた頃(詳しくは月日の文を参照)に同じ様に聴いていたのだけど、僕の中に強く根を張ってしまったという感じでちょくちょく聴いている(king gizard~を聴かなくなったという訳じゃないよ!)

ロックンロールがなんなのかはずっと分からずにいるけど、彼の演奏を聴くとロックンロールという言葉が浮かぶ。これもそうなのかもしれないとちょっと思わされる。

僕からはさっぱり感じられないそんな所に憧れてしまうのかもしれない。

音源はどれも格好良いのだけど、凄く好きかと問われたら悩むそんな印象。


でも昨年に出た『manipulator』は凄く好きだと強く言える。

st.vincent

 

お気に入り盤『st.vincent

 

ビートルズの『Dig A Pony』のカバーをしている動画を観てなんて格好良いギターを弾くんだろうと思い惹かれた。

確か『Strange mercy』が出た頃で、同じ頃にtune-yardsの『Whokill』にも夢中になっていて、そんな2人が2014年に新譜を出すって事で去年の春先は凄く楽しみにしていたのを憶えてる。

発売前からLIVE動画を観てどんな曲が収録されるのか、なんて楽しみにしていたのだけど、LIVEでの雰囲気がアート寄り(繊細なアレンジの曲を時にアグレッシブに演奏している姿が好きだったのに!)になっていてそれを好きにはなれず気持ちが冷めてしまった。


今年に入ってからもそんな気持ちに変わりなかったのだけど、やっぱり気になって『st.vincent』を聴いてみたらこれが素晴らしい内容だった。

LIVEの雰囲気に惑わされて聴かずにいた事を馬鹿だと後悔をした。

繊細なアレンジや自由で伸びやかな歌は変わらず、加えて一曲一曲の温度が前作より増している感じがして凄く好きだった。(それがリズムのアプローチによるものだと思うのだけど分からない。以下に僕の主観での感想を書いてみる。)

『Actor』は聴くとリズムのアプローチが他の音に比べて少し浮いている様な曲のガイド的な役割を強く感じた。(よく耳にする音楽の大体はそんな構成で成り立っていると思うし、僕も抜け出せずにずっといる)今回の『st.vincent』はそれをあまり感じなかった。(楽曲に根深く入り込んでいる感じ。シンクロ率が高いイメージ)

それはメロディー、曲の構成、各楽器が関係しあって生み出すのであって一概にリズムアプローチがとひと言では言えないのだけどリズムが強靭になっている印象を受けた。

言葉にするのが難しいし、それを説明する術を僕は知らないのだけどそんな音楽は静かで淡々とした曲でも躍動感があり生きているかの様な熱を感じる。

聴くとなんて自由なんだろうと思い僕は嬉しくなって心躍る。


最近だとceroの『obscure ride』からもそれを感じた。

聴かずにいるtune-yardsの音楽もそうかも知れない。

だからやっぱり聴かずにはいられない。

The Futureheadsなど

(ポストパンクリヴァイバルの頃に聴いていた音楽)

 

お気に入り盤『The Futureheads

 

・2005年、2006年のフジロックはその時に良く聴いていたバンドの出演が次々と決まって、本当に夢のような年だった。

パッと思いつくだけでCAKE、GANG  OF FOUR、MAXIMO PARK、FRANZ FERDINAND、MYSTERY JETS、THE SPINTO BAND 、The Futureheadsなど。

最近の気分に置き変えたらty segall、king gizzard & the lizard wizard、thee oh sees、kart vile辺りが来る感じだろうか。そりゃ無理してでも行こうかと悩んでしまうな。きっと。

その頃、雑誌なんかでよく目にしたポストパンクリヴァイバルなんて言葉に少しの反抗心を持ちながらも、聴きたい音楽が次々と出てくる事に興奮した。

一気に熱を上げた反動からか、CAKE、THE SPINTO BAND以外のバンドはだんだんと聴く頻度が少なくなり、活動を追わなくなってしまった。


たまに中古CD店で安く売っていて買ってはみるのだけど、いま聴きたい音楽を優先してしまい、聴かれず積み上げられたままなんて事も多い。

最近ふとしたきっかけでThe Futureheadsが聴きたくなり、飽きるほど聴いた1stを久しぶりに聴いた。そしたらこれが凄く格好良い!

耳に入ってくる音が新鮮で2005~2006年にどんな気持ちでこのCDを聴いていたかを思い出せた気がした。

ちゃんと聴かずにいた2ndや3rdも聴いたけどこれもなかなか良い!

2ndではアレンジの幅を拡げた結果1stにあった突き抜けたポップさや煌めきが犠牲になっている感があるけど、その苦悩や探究心が見え隠れする感じが凄く好きだ。(真剣に作っている感じが伝わってくる)

3rdでは2ndを作った後だからこその割り切りというか、1stに近い勢いに覚悟や確信が感じられて格好良いと思った。

他のバンドも少しずつ聴き返しては以前は引っかからなかった所にも良さを感じ新鮮に響いている。

今はまだ最近の活動まで追って聴くだけの気力がないのが本音だけど、楽しみが増えて嬉しい。
今度は消費しすぎない様に良い感じで付き合っていきたい。