3月1日
ふとした瞬間にそういえばYURIMARIっていたなーと思い出した。
したら曲が聴きたくなったのでYouTubeでしばらく聴いてた。
明日からBOOKOFFに寄ったら時にはCDを探そうと思ってる。
YURIが好きだったなぁ。
そんな事を思い出してると、気がついたら高校の入学式の事まで思い出してる。
一見なんの繋がりもない様に感じるけど、僕の頭の中では自然に繋がって思い出していた。
入学して少し経った頃、クラスの女の子が「この間、GLAYのLIVEに行ったんだ。GLAY好きなんだよね?このシール使わないからあげるよ」とツアーグッズの青いシールをくれた。
なんだか照れくさくて、上手くありがとうと伝えられなかった気がする。
でも凄く嬉しかったので良く覚えてる。
【今日のメモ】
YURIMARIとkurt vileのCDが欲しい。
伝える事は大切。
GLAYのpure soul98のライブビデオが見たい。
今日はJUDY AND MARYの「LOVER SOUL」を聴いて寝る。
相変わらず歌は下手くそだなぁと悲しくなるけど形になってきた事は嬉しく少し安心もした。
3月2日
今日もやっぱり逃げ遅れたカエルが潰されてしまっていた。
急に視界に入ってきたもんだから
思わず「うわぁ~カエル!」と叫んで飛んでよけてしまった。
春までもう少しかかりそうだから
まだ寝ていたら良かったのに。
こんな時に隣ではいつも「可哀想と思っちゃダメだよ。ちゃんと成仏してくださいって思うんだよ」と言う。
その言葉が聞こえる瞬間と手を合わせている姿を見るのが好きだったりする。
カエルくん申し訳ない。
僕も手を合わせた。
夜ご飯は何にしよう。
そんな時にいつも狙うのはスーパーの値下げされた品。
僕は20時30分を狙ってスーパーに向かう。
その時間になると店内には同じように値下げを狙っている人がちらほら。
そこはまるで戦場かの様に空気が張り詰めてる。
恥ずかしさもあるが、それがなんだか楽しかったりもする。
少し離れた肉のコーナーから様子を伺う人。
ずっと惣菜コーナーに待機している人。
店員の動きに敏感になってさり気なく追う人。
私はそんなの狙ってませんよといった顔で興味のない調味料か何かを眺める人。
ちなみに僕はこのタイプ。
店員がなかなか値下げを始めないと張り詰めた空気に耐えきれず店を後にするのもこのタイプだと思っている。
他には20%の商品を確保して買い物を続け、店員が値下げを始めるとそれを何食わぬ顔で半額にしてもらう人。
これは駄目だ。
僕ルールに反する。
なのでちょっとムッとした顔をしたりもする。(決まったルールは何もないのでみなさん自由です)
そして店員さんが半額のシールを貼り出したらスタート。
それぞれ狙った品物をカゴに入れていく。
ちなみに張り出した段階で20%商品を持って「これもお願いします」と半額にしてもらう事は僕ルールではOKとなっている。(勝手なものだ)
1番人気の寿司、丼物はあっという間になくなってしまう。
こんな感じで楽しくやっている。
今日も時間を見計らって行こう。
しかし時間も少し早かったので、飲料等が安い違うお店に寄ってから行く事にした。
そこで気を抜いてしまった。
買い物に夢中になってしまい、店を出て時計を確認すると20時34分。
「やってしまった!」
急いでスーパーに向かう。
途中で潰れたカエルに手を合わせ急いで向う。
お店に着いたのは20時43分。
「なんとか間に合ったかな?」「頼まれた寿司はあるかな?」と思ったのも束の間、レジにはカゴに戦利品を大量に入れたお客さんが列を作ってた。
惣菜は残っているもののやっぱりお寿司はない。
頭の中では「あ~」と思いながらも肩を落としている事を気づかれない様にタコ焼と焼鳥、明日用にコロッケを二つ。
違うお店でパンは買ったので「これでコロッケパンにしよう」と気を取り直し、メインを何にするかを考えながら店内をブラブラする。
値下げ目当ての人も少なくなってきたので、安いうどんだけを追加して帰ろうとしたらお寿司コーナーに一つだけお寿司らしき物がある。
近づくと580円のお寿司が!!(お寿司には580円と980円があって僕が狙ってるのは580円の方)
結局、最初に狙った物は全部買う事が出来たのでした。
帰り道はウキウキで。
潰れたカエルに手を合わせ、なんとなくお礼をしつつ帰宅。
帰って来てからそんな一日を思い出していたらいつの間にか22時17分。
もう少しだけ食べるのを待つ事にしよう。
3月5日
当たり前の様に帰りの電車を待って、当たり前の様にご飯を作って食べて、当たり前の様にお風呂に入った。
シャワーを浴びた時のいつもとは違う感覚に当たり前ってなんだろうなと思った。
最初を思い出そうとして考えてみた。
今日は映画を観てきた。
なんだか映画を見に行かないと今日が何もなく過ぎてしまう気がしてそれが怖くなって家を出た。
映画の良し悪しは関係なく満足だったよ。(ちなみに見たのは「ヒューゴの不思議な発明」で悪くはなかったよ)
ただこの映画を一緒に見ようと話していた友人が頭に浮かんで少しモヤモヤした。
忙しいから行けるか分からないと言っていたし、僕は二回見たっていいと思い今日行ったのだけど、そうじゃなかったなと映画を観ている途中に考えてた。
出来たら一緒に、時間が合わなかったらDVDが出てから一緒に見たかったな。
三年前ならたぶんそうしていただろうな。
まあもう一回見る事にしようと思う。
映画の良し悪しは関係なく凄く楽しいと思う。(もう一回言うけど映画は悪くなかったよ)
3月7日
昨日は書きたい事が沢山あったのだけど、ビックリするくらいに纏められなかったので書く事をやめてしまった。
5回位書いては消してを繰り返し「あーこれは書けない」と思ってやめた。
隣に座っていたおばあさんの会話や、久しぶりにもらったテンションが少し気持ち悪いメール、観たかったライブについて。
機会があればまたいつか書こうと思うよ。
本屋で『何もかも憂鬱な夜に』と『恋と退屈(文庫の古本)』を買った。
『恋と退屈』に関しては単行本を持っている。
何年か前の誕生日にCDと一緒に貰ったんだ。懐かしい。
凄く嬉しかったです。
古本屋でパラパラとページをめくってなんとなく購入。
帰り道はボーカルが録音されていない作り途中の曲を聴いて歩く。
たまに思いついた事を携帯のメモ帳にポチポチと入力。
『TSUTAYAのうた』という曲のサビでいつもグッとくる。
良い歌を入れられるのかと不安に思う。
帰り道では今日もカエルが一匹潰れていた。
一週間で四匹も見ている。
慣れてしまったのか今の気分がそうさせるのかは分からないけど、あまり悲しい気持ちにはならなかった。
悲しい気持ちになりたい訳じゃないけれど、変に冷めている事を少し嫌に思った。
「成仏してください」といつもの様に心の中で思うが、気持ちが空っぽだったと思う。
そしてかなり遅めの洗濯。
洗濯は気持ちがスッキリする気がしてまあまあ好きだ。(面倒くさい事は面倒くさい)
日が沈みかけているのにシーツまで洗濯してしまう。
窓の外にずらっと並んだ洗濯物を見るのも好きだ。
窓を開けて本を読みながら待つ。
部屋に入ってくる風を感じると、その風を感じただけ洗濯物が乾いていく気がした。
その感覚が何だか心地良かった。
3月14日
朝、一人になった部屋にいると何故だか急に退屈に思った。
ボーっと考え事をしたりなんかすれば時間はあっという間に過ぎる。
そうやって過ぎていく時間よりも、そう過ごした後の時間を考え、今日はなんだか退屈な日だと思った。
そんな時間を考えたら家の中にいる事がとても嫌に思えて家を出た。
時計に見ると10時になるところ。
とりあえず歩こうと思った。
歩くなら何かしらの目的があった方が楽しい。
というよりも目的無くなにか行動を起こす事が僕は凄く苦手だ。
今日は散歩という理由だけじゃ弱く感じたので、読みたい本を探し歩く事にした。
吉祥寺から武蔵小金井まで玉川上水沿いを歩く。
その駅の間にある何軒もの古本屋に寄りながらひたすら歩いた。
気がついたら夜の19時過ぎ。
パンをひとつだけしか口にしていなかったのでお腹が凄く空いていたけど、記憶にあった武蔵小金井とは全く違う賑やかな雰囲気が少し嫌に思えたので帰る事にした。
そして退屈に思った夜。
結局ごはんを食べ、本を読み、電話をするいつもと同じ夜だった。
結局朝に感じた退屈は来なかったし、いつもと同じ夜が来て良かったと思った。
3月15日 『日常に思う事』
バスに乗る。
一番後ろ突き当たって左奥が空いていればそこに座る。
今日は目の前に赤ちゃんを連れたお母さん。
僕が本を読んでいるとお母さんに抱かれている赤ちゃんが僕の方をジッと見ていたので、本をとじて僕も赤ちゃんの目をジッと見てみた。
少しすると赤ちゃんがニコッと笑ったので僕も笑ってみる。
反応した事が嬉しかったようで赤ちゃんはずっと笑っている。
あまりにも可愛く綺麗で真っ直ぐな目をしていたので、その目は全てを見透かしてるんじゃないかと思えてなんだか恥ずかしい気持ちになった。
バスを降りる時もずっと僕を見て笑って手を延ばしていた。
そんな事が凄く嬉しかった。
前からその場所にあるだろう雰囲気の古本屋に入ると店主と娘さんが言い争っていた。
内容はあまり分からなかったけどAmazonがどうとか、この値段だと売れないとか聞こえた。
狭い店内では何処にいようとその声は聞こえる。
古本屋も大変みたいだ。
そんな話に耳を立てながら棚を順番に見て行く。
中古CD屋でCDを探すのと同じでこの時間がとてもワクワクするし楽しい。
古井由吉の『杏子』の文庫と『槿』の単行本で150円。安い。
さっきの話を聞いてしまった事もあったしそれだけ買うのが申し訳なくなって、どこでも買えるからと後回しにしていた本を何冊か手にとった。
今は家から出ずになんでも安く買える様になったけれど、やっぱり探し歩いて見つけた時の嬉しさや欲しかった物を手に持って歩く帰り道はそれには無い特別な気持ちだと思う。
便利になっていくけどそういった普段あまり意識はしていないちょっとした感情の変化が少なくなったと思う。
それは凄く寂しい。
そしてその感覚が知らない間に鈍くなって、感情の起伏が均されて日に日に平らに近づいてるんじゃないかと考えると怖くなる。
そんな事を考えながら店主に本を渡すと、店主が無愛想に会計を済ませた。
その感じがなんだか良かったので、またその古本屋に行こうと思う。
3月16日 『夜は久しぶりに友人と』
やっぱり誰かと話が出来る時間というのは楽しい。
思い出話が出来るという事を嬉しく思う。
記憶の奥底にしまって一人では何処にしまったか忘れている事を色々と引き出してくれた。
どれもくだらない事ばかりだったけど、そんなくだらない事で沢山笑った。
お酒を三杯呑んだが、あとのお店でコーヒーをそれ以上に飲んだので酔いは冷めているし、何よりそんな時間が過ごせたので気分が良い。
こんな気分を満員電車に邪魔されたくないので、少し歩いて帰ろうと思う。
住宅が並ぶ細い道を歩いたら石鹸のいい匂いがした。
その瞬間に自分の頭についている滅多につけないワックスのベタつきが気持ち悪くなってお風呂に浸かりたいと思った。
でもお風呂に入って頭のワックスを洗い流してしまったら、僕は満足してすぐに寝てしまうだろうな。
まだ寝るには勿体無いと思う。
そんな心地良い余韻が残っているのでもう少し歩こうと思う。
3月18日
今日は友人二人と過ごした。
最初は水族館なんて行こうとか話していたけど、結局僕の計画性の無さもあって本当にブラブラしただけで終わったので少し申し訳無く思う。
ただ僕は一瞬一瞬に楽しいなぁと思う時があってとても満足してたよ。
水族館に入れずに次にやる事を決める為に入ったカフェ(僕がカフェって文字を打つのは違和感があってなんか気持ち悪いね)で、何にも思いつかず会話も途切れた時にお洒落な雰囲気に慣れた様子でココアを飲む友達、片や肩に力を入れてぎこちなくミルクティーをすする友達、そんな二人を見ている時間が凄く充実したものに感じた。
このまま何をするか決められないで此処でダラダラと話をしていても僕は楽しいなぁなんて思った。
他の二人がどう思ったかは分からないけどそんな事をずっと考えて楽しい一日だった。
3月19日 『春を思う』
朝、窓の外の柵がカタカタと音を立てて揺れていたので、目を閉じたままの僕は今日は風が強いなと感じた。
半目をあけて毎朝していると言う理由で無意識に動く手でカーテンを開け今日は天気が良いなと思った。
布団から出る自分への口実にと半分寝ている頭で洗濯をした。
洗濯機が回っている時間はまた布団にもぐり、さっきまで見ていた夢の話をしていたと思う。
おはようは寝ぼけながらの第一声で済ませたと頭にあったのでしばらく夢の話を続けた。
夢の話をした後、いつもの様に携帯を弄るけれど特に何をしている訳ではない。
画面を見ながらぼーっとしてる。
考える事はその時々違うけど、今日は昨日の夜や最近の事を考えていたら余計に思考が鈍った。
楽しく過ごしたいなぁと思う。
そう思って出た言葉が「今日の夜はお寿司でいいかな?」だったので単純だなと思った。
洗濯が終わった事を知らせる音を聞いた頃には目も完璧に覚めていた。
開けた窓から吹きこんで来る風と手に持ったまだ水気が残る洗濯物が混じった匂いに春を感じ、それを嬉しいと思うと同時に冬が去ってしまう事を少し寂しく思った。
それにしても風が強い。
干した洗濯物が風ですぐに端に寄って事が気になる。
何度か直したところでそれもやめる事にした。
冬にやり残した事はないかなと考えたら、やり残した事ばかりだと思ったのでそれもやめた。
冬も終盤に近づいた頃から思い出した様におばあちゃんから貰った緑のコートを沢山着た。
人と会う時は基本この緑のコートを着た。
そしてみんなが「そのコートいいね」と言ってくれたので僕は決まって「これおばあちゃんのなんだよ」と答えていた。
良く考えたら貰った時点で僕のコートだから別に言わなくても良い事なのだけど何故か『おばあちゃんのコート』と僕は言いたかったんだと思う。
きっとそれは僕がそのコートを着る理由の一番が『おばあちゃんのコート』だからなんじゃないかと思う。
お洒落の事は本当に分からないし、興味もあまりないのだけれどその服を着るとなんだかちょっと気分が良い。
時計も財布も気に入っているのはそんな物が多い。
冬が終わったらそんなコートともしばらくお別れなので今日もそれを着て出掛けようと思う。
3月23日
少し良い気分でいるからか、いつもより弱々しい電話越しの声を聞いて、すぐにでも側に行きたいなんて考えた。
すぐに何処か冷静な頭で「今行ったからといってきっと迷惑になるだけだろう」なんて考え、思っている気持ちを出来る限りの言葉にして電話を切った。
少し気分が良いからか人を恋しく思い、地元のTSUTAYAに向かったりもする。
TSUTAYAのカードなんて何年か前に切れたままなので、行ったからといって用は何も無い。
誰かしら知っている人が居たらいいなと少しだけ思っていたんだと思う。
今この気分を共有出来る人がいたのなら、それが今だけになろうとそれはそれでいいなとも思うよ。
僕が饒舌な人間だったとしたら駅で電車を待つ同じ様に良い気分であろう人に声をかけて共に楽しい時間を過ごすのなんてのもアリだと思う。
あいにく僕にはそこまでの行動力と割り切れる気持ちは持ち合わせて無いので少しコーヒーを飲んだらいつもの調子に戻るのだけど。
こんな日は沢山話がしたいなぁとも思う。
駅の改札が見渡せるカウンターでそんな事を思った。
帰り道は雨がまだ少しだけ降っていて、イヤホンからは最近出たばかりモーモールルギャバンの四曲目が流れていて、凄く良い曲なんだけど僕はそれを気持ちの奥に染み込ませたくないと思った。
だけどそんな事は関係ないとばかりに流れ続ける曲が耳に届くバランスがとても心地良く感じる。
こんな気持ちにさせるんだからとても良いアルバムなんだなぁ思った。
家に帰ってもまだ眠りたくはなかったからフジファブリックのライブDVDを見ようと思って探した。
いくら探しても見当たらないから今の気分じゃないけど神聖かまってっちゃんのライブDVDを見た。
演奏が下手くそだなぁと思うし、良く出来たバンドなら他に沢山いるけれど、それらとは比べられない魅力があるなぁとやっぱりグッとくる。
いつかの楽屋での笑顔がチラつくからかもしれないけれど。
僕はやっぱり好きだと思った。
今日はこの後聴くのを楽しみにしていたkurt vile、karen dalton、daniel rossenがあるけどもう入ってくる気がしない。
今日はそろそろ寝ようかなと思う。
3月24日
久しぶりに音楽の素晴らしさを身に感じられた一日でした。
こんなにも満たされた気持ちになれるなんて凄いなぁ。
やっぱり音楽が好きです。