7月1日 『クッキー』
生まれて始めてクッキーを作る(無性に甘いものが食べたくなったので)
小麦粉はない。じゃがいもはある。
まあ出来なくはないだろうと続行したところ見事に失敗。
ただ甘い物は食べれたので良しとする。
ーメモー
久しぶりに遊んだスーパーファミコンで子供の伝達力の凄さに驚く。
子供の頃は最強パスワードやら隠し1upなどを何故みんな知っていたのか。
どうやって自分に伝わってきたのか…気になる。
7月2日 『 続・クッキー』
羽根木公園にて考え事。
蚊さえいなければ考え事も捗りそうな良い気候だったのになぁ。
くるぶし、アキレス腱辺りを痒くして帰る。
夜の空気が夏、そして月が綺麗で何かしらやりたい気分になり小麦粉とチョコを買う。
クッキーのリベンジ。
大人しく小麦粉を買えば良かったという位に、安く簡単で美味しいココア•チョコチップクッキーが出来た。
これで暫く甘いものには困らずにすみそう。
夜ご飯は唐揚げ、余ったポトフでリゾットもどき。
7月3日 『続・クッキー その2』
あいにくの雨。
久しぶりに掃除機をかける。
最近はコロコロに頼り過ぎてた。
やっぱり掃除機をかけた後は気持ちが良いなと思った。
だけどもコロコロを使って付着したゴミを見るのも嫌いじゃないんだよ。
ただ抜け毛の多さに少しだけヘコむ。
クッキーが美味しいのでまた作る。
今回は普通のとチョコを練りこんだクッキーを。
もっと砂糖が少なくても良いかも、今日はさっくり感が足りない、メープルシロップを入れたら…なんて考える。
クッキーの奥深さと小麦粉の素晴らしさを知る。
ただ暫くは作らなくても良いかなと思った。
夜は数日に渡ってお世話になったポトフをカレーに。
7月4日 『青い空と水の音』
昨日の雨が嘘の様な青空。
雨が降った翌日の晴天には毎回驚いてそれに慣れる事がない。
今日もそう。
晴れている事を感じて自然と笑顔になるそんな気持ちをなんて言うのかと少し考える。
気持ちが和む、軽くなる、すっきりする、洗われる、色々な言葉があるけど気持ちが晴れるが一番近い気がした。
今の気持ちをより表すそんな言葉の並びを考えるけど、あまりの難しさに時間だけが過ぎていきそうなのでやめておく。
いつかそんな言葉も話せる様になれたら良いなと思う。
近くの小学校では水泳の授業が始まった様で子供達のはしゃぐ声が聞こえる。
「つめたいっ!」なんて言葉も聞こえるけど本当に「きゃっきゃ、きゃっきゃ」と聞こえるので耳を
すませると「つめたい!」「まだだ!」「おすなよ!」といった言葉と沢山の笑い声が聞き取れた。
それらがまざって「きゃっきゃ」と聞こえる事が不思議だ。
そして先生の「はい、右回り~はい、左回り~」と言う声が大きく聞こえたので、プールを一定方向に歩いて人力の流れるプールを作ったりした子供の頃を思い出した。
そしてそれを担任の先生は『洗濯機』と言っていた様な気がする。
そんなどうでも良い事を考えながら、また一段と暑くなった今日に夏を感じている。
ーメモー
幼い頃によく通った市民プールではプール開きの準備をしていた。
ベンチに座り左隣りで演奏しているアコーディオンを聴きながら本を読む、帰ろうと振り返った先にある公園の風景がなんだか懐かしかった。
7月5日 『我が家のブーム』
昨夜は久しぶりに家族全員が揃って食事をした。
食事を終えると父が「最近、家ではマイケル・ジャクソンの踊りを覚えるのが流行ってる」と言うとテーブルから立ちあがりテレビ前の空いたスペースに移動した。
「ちょっと見て」と言う。
妹もノリノリで父親の後ろに立って一緒に踊るらしい。
母は笑いながらその様子を見ている。
僕は今から何が始まるのかと、状況が理解出来ないまま同じ様に見ていた。
父は自分のさじ加減によってテンポが変わるカウントを口ずさみながらぎこちなく踊る。
妹はそのテンポに合わせながら「Beat It」を口ずさみながら父より慣れた感じで踊る。
母はさっき以上に笑ってそれを見ている。
僕もなんだか分からないけど面白くなって笑ってしまった。
その後も馬鹿みたいに笑いながらその夜を過ごした。
家族といると笑いが絶える事がない。
僕はそんな様子を見てバカだな~と思いながら、こんな日がある事を嬉しく感じました。
7月7日 『七夕』
昨日から降りだした雨がまだポツポツと降り続いてる。
傘を差したり、閉じたりを繰り返すそんな天気の中、今日は友人のLIVEを観に夕方から渋谷へ。
相変わらず気持ちが良いドラムを叩いている友人を見る事が出来て良かった。
7月11日 『出来る事は出来るうちに』
どうやら昨日はダーティープロジェクターズのLIVEを生ストリーミングしていたらしい。
後から知って調べるとまだ見れる事に気づき、それは後での楽しみにストーンローゼズを久しぶりに聴く。
こんな格好良かったっけ?と思うほど今でで一番熱が高まっているので困る。
こんな熱が高まってる時に再結成後のフジロックが数週間後なんて。
気を取り直し、寝る前にと楽しみにしていたダーティープロジェクターズのLIVEを…と思ったら見れなくなってる。
見られるうちに見ておかなきゃ駄目だなと思いました。
て事はストーンローゼズも…。
7月12日 『聴いて思い浮かぶ事』
携帯音楽プレイヤーで音楽を流しているとAIR が流れた。
初めて聴いたのは高校の頃に同じクラスの子から借りたんだよなぁなんて事を思い出しながら聴いた。
小学校、中学校と全く音楽に興味がなかった。
僕が聴いていた音楽と言えば、安室奈美恵やTRFなどのヒットチャートを賑わしていたアーティストをレンタルし、たまに聴いていたくらいだった。
その頃にちゃんと買ったCDといえば篠原涼子『愛しさと切なさと心強さと』、とんねるず『フッフッフッてするんです』後はシュートってアニメの主題歌や天才テレビくんのエンディング曲、サッカー日本代表の応援歌、風の谷のナウシカのサントラカセットテープ。
思いついた物をあげてみたけど興味ない事がすぐ分かるね。
中学卒業も近い頃にテレビ番組を見ているとGLAYが『HOWEVER』と『彼女のModerm...』を演奏していて無表情でギターソロを弾くHISASHIが凄く格好良く思えた。(今でももちろん格好良いと思っている)
それを録画していた僕は繰り返しそのビデオを見て、それでも飽き足りずに初めてアルバムという物を買った。
その後すぐに雑誌の後ろに載っている初心者ギターセットも買い、僕にとっては音楽=ギターといった感じだったんだと思う(歌は歌えないのにギターフレーズは口ずさめた)
その頃はヴィジュアル系のバンドが沢山出てきた時期でギターが派手なそんな音楽に僕は見事にはまった。
それから高校を卒業するまでヴィジュアル系以外をほとんど聴かずに過ごしていたから今振り返ると本当に驚くよ。
話がどんどん逸れたけどAIRを貸してくれた話だった。
高校も二年の終わりか三年の最初といったある日、僕に学年の中でも明るくお洒落で流行りとは関係なくその人らしさって雰囲気を持っている男からも女からも好かれるよなぁといったクラスメイト(僕はそう思ってた)が「音楽好きなんだよね?どんな音楽を聴くの?」と聴いてきたので、僕は「多分分からないと思うけどpierrotとかヴィジュアル系を聴くよ」なんて話をした。
ちゃんと話したのなんてその時が初めて位の感じだったからぎこちなくぎこちなく答えたのを覚えてる。
彼は「ヴィジュアル系ってあまり分からないや」と全く皮肉っぽくない無邪気とも感じれる言い方で僕に言った。
そしてすぐ「僕はAIRっていう人が好きなんだけど、今度持ってくるから聴いてみない?」と言った。
僕はその場の雰囲気で言ったのだろうと思い、つれない感じの返事をした。
すると数日も経たないうちに「持ってきたよー」とCDを持って来てくれた。
あーこりゃー好かれるよなーなんて思いながら、その場の雰囲気なんて事を思った自分を恥ずかしく思いながらCDを受け取った。
貸してくれたの『FREEDOM/99』と他に二枚位のCDだったと思う。
他が何だったのかは良く覚えていない。
ヴィジュアル以外にそんな興味がなかった僕は帰って聴き、ギターソロや目立ったギターフレーズがないそんな音楽を退屈に思いながらも、貸してくれた事が嬉しかったので『FREEDOM/99』は返すまでに何回か聴き返した。
それでも大好きにはなれなかったそのCDを「まあまあ良かった」なんて何となくの言葉で返した気がする。
そんな彼は高校最後の文化祭でDJを披露していてとても格好良かった。
僕はバンドも組む事なく高校を卒業してヴィジュアル系しか知らないのに音楽の専門学校に通う事になった。
専門学校では洋楽やインディーズという幅広い音楽を知る機会も沢山あってその中から好きな音楽も増えていった。
AIRはと言うと『FREEDOM/99』を貸してもらってから数年後、テレビでAIRの『Last Dance』が流れていて好きになって『MY
WAY』を良く聴いていました。
そんな事を思い出しているとDir en greyの『cage』が流れてきたので思わず笑ってしまった。
久しぶりに『FREEDOM/99』を聴いて、そんな日の思い出補正かも知れないけれど「結構好きだなぁ」なんて思ったよ。
いつか会う事があったならそんな事を伝えたいと思った。
そしてそれから好きになった音楽の話とかを沢山したいなぁと思うよ。
その後に曽我部恵一Bandの『魔法のバスに乗って』が流れてしばらく会っていない友人の事を思った。
毎日の様にくだらない事を話して笑って過ごした事を思い出した。
一緒に音楽を聴いて沢山笑ったり、泣いたりしたい。
そしてくるりの『ばらの花』を聴く。
思い出すのはいつだって夜の府中街道。
7月17日 『梅雨が過ぎた頃には』
毎年フジロックを思う。
行く年も行かない年もそれは変わらなくて、タワレコに行けばフジロックの特設コーナーで来日するアーティストを聴き、家にいる時はフジロックのサイトから出演者の名前をひたすらYouTubeへコピー&ペーストを繰り返す。
今年はかなり行きたい。
一日だけでも行こうかなーとか毎年ギリギリまで考える。
今年はRadioheadが出る最終日が早くも売り切れの様だし、初日はストーンローゼズが来るしで、一日を選ぶにしてもかなり悩むなぁ。
そんな中で色々と聴いたりして考えた結果、行くなら初日の27日だなーと決めて行った時に備え自分なりのタイムスケジュールを組み上げる。
今年はこんな感じ。
the trojans →DJANGO DJANGOかフラワーカンパニーズ→ハンバートハンバートかtwenty~かThird Coast KingsかOWL CITY→チャットモンチー→THA
BLUE HERBかJan Wobble~→Electric Guest→休憩(ブラブラ)→BEADY EYEか上原ひろみ→ストーンローゼズ。
その後はルーキーアゴーゴーのTHE MASHIKOか苗場食堂で奇妙礼太郎リトルスイングを見て、レッドやオールナイトフジを朝まで楽しむ。
深夜は28、29日の方が魅力的だけど総合的にはやっぱり27日かなぁ。
そして、よし!今年はこれで!!と毎年考えては行かなかったりする。
もう4年は行ってないか~行きたい。
今年はどうなる事か。
こんな事を考えると夏なんだなぁと実感したりします。
7月26日 『前夜祭』
前回の日記でフジロックに行きたいなんて書いたからか、やっぱり我慢出来なくなりました。
一週間前にフジロックへ行こうと決め、前売り券を譲ってくれる人を探し、用意もそこそこに久しぶりの苗場へ。
昼頃に電車に乗り鈍行で移動。
去年北海道に行った時の事を思い出し、それに比べたらなんて近いんだろうなんて気持ちでのんびりと。
途中の水上駅で1時間半ほど乗り継ぎの時間があったので、ベンチに座り『リンダリンダラバーソール』を読み終える。
晴れた空と蝉の声と静かな駅に何時間でも此処にいられるなぁと良い時間を過ごす。
開催地の越後湯沢からはシャトルバスに乗り会場へ。
懐かしい道のりに少しずつ気持ちも高まる。
今日は明日に備えリストバンド交換をし、後は前夜祭を楽しむだけ。
初めてお楽しみ抽選会でタオルを貰えたり、花火を近くで見たり、シャーベッツの演奏をチラ見したりして今日の所は終了。
宿も何も決めていないので越後湯沢へ戻り近くの健康ランドを目指す。
思ったよりも遠かったけど、途中見上げた空にある沢山の星に疲れもあまり感じなかった。
無事に健康ランドについて温泉やオリンピックサッカーを見て今日を終える。
仮眠室には布団が何十も敷き詰められていて、少し修学旅行を感じた。それもまた良い感じ。
明日が楽しみです。
7月27日 『フジロックについて簡単に』
フジロックに来たと書いといて感想がないのもあれなので、一日を振り返ってみました。
朝の4時半には目が覚めてしまったので朝風呂に入ってシャトルバスが動く時間までのんびりと過ごす。
風呂上りは瓶のコーラとジンジャーエール。普段飲んでいる物より美味しく感じるのが不思議。
早い時間に会場まで戻り、開場時間まで待つ事に。
そういえば開場を待つなんて初めてかも知れない。
開場後はグリーンステージの後方で寝転がりLIVEが始まるまでここでものんびりと。
開場からLIVEが始まるまでは2時間あるのでかなり待つ事になる。
ブラブラしていても良かったけど、やっぱり1番最初に聴くのはグリーンステージが良いなという気持ちがある。
そんな訳で今年の最初はTHE BACK HONE。
ボーカルの人が格好良かったなぁ。
普段から好んで聴いている音楽ではないけど、そんな音楽を聴けるのもフジロックの良い所。
そしてグリーンの音の鳴り方を聴くと「来たなぁ~」とそんな実感が湧いてくる。
30分ほど聴いた所でthe trojansを観にフィールドオブヘブンへ移動。
the trojansを観れて良かった。
前日から来たのもthe trojansとDJANGO DJANGOをちゃんと観たかったから。
シャトルバスやリストバンド交換、入場待ちで混み合って観れなかったなんて悲しいもんね。
そんなthe trojansのLIVEは音楽の良さが全部詰まっているんじゃないかという様な演奏で、終始笑顔で踊ってしまうそんなLIVEだった。
周りの人もみんなと楽しそうで本当に良い空間だった。
あっと言う間に終わってしまったと感じる位に楽しかった。
いきなり今年のベストアクト観ちゃったかもなーなんて思いながら、最初から観るつもりだったDJANGO DJANGOが演奏しているホワイトステージへ移動。
このバンドも楽しみにしていたバンド。
演奏はグダグダな感じが残念だったけど。曲は格好良かった。
聴きたかったDefaultは聴けたし満足。(この曲のリフのリズムを聴くとドリフの早口言葉が頭に浮かんでしまう…)
日差しも強く、早くも疲れてきたので屋根のあるレッドマーキーでチャットモンチーが始まるまでは休もうと座りながらtwenty one pilotsを聴く。
何となく聴いていたけど途中でボーカルがステージ横の柱をよじ登っていきなり飛び降りた辺りで「これは立って観ないといけない」そんな気持ちになって前の方で観た。
LIVEはやっている側の気持ち次第で聴いている人の気持なんて変えられるなと改めて感じた。
チャットモンチーは2人編成だったけどとても良く思えた。
アレンジの幅が広いなと感じたし、2人が曲によってパートを色々と変えて演奏をしていたけど、それが中途半端じゃなくアレンジに活かされていて凄いなと思った。
もちろん本来の楽器じゃないパートでは難しい事はしていないんだけど、自分が演奏出来る中での曲を活かすアレンジにしている所が本当に良かった。
まだ半分も書いてないけどかなり長くなってきたので、ここからは省略して観たバンドを書こうと思う。
the trojans →DJANGO DJANGO→twenty one pilots→チャットモンチー→moritz von oswald trio→休憩(ブラブラ)→BEADY
EYE→ストーンローゼズ。
ストーンローゼズはもちろん良かったです。
その辺は沢山の人が書いているので省略。
その後はオールナイトフジからパレスオブワンダーに向かい朝の5時まで音楽を満喫。
そして14時頃に帰宅。
なかなかハードだったけど音楽の良さを沢山感じられた一日でした。
来年もやっぱり行きたいなー
7月29日
スタジオ。
いまだにどんなギターを弾くのかが定まらない。
もっとコミュニケーションをとっていきたいなと思う。
良い物が作りたいし、沢山笑えたらいいなと思う。
久しぶりにメールを送る。
昔もこんな事あったなぁと懐かしくなる。
7月30日 『充実していると感じるとき』
久しぶりに曲を書く。
個人的には気に入っているし、歌いたいと思える曲になった事を嬉しく思う。
7月31日 『くるりについて』
くるりのフリーLIVEを観に代々木公園へ。
今回のアルバムはかなり楽しみにしているので、これは観ないとといった気持ちで向かう。
やっぱりただただ凄いなと。
くるりは今まで色々なアプローチを試し続けてるけど、それがただの経過点ではなく今のくるりの音楽に繋がっているんだなと思った。
もちろんアンテナもNIKKIもワルツ~も魂のゆくえも言葉にならない~どれも好きだし良さがあるけど、今回はそんな今まで経過した音楽が上手くミックスされてるんじゃないかと楽しみになった。
アルバムごとにフォーマットが違うから好き嫌いが出るのは仕方がないと思っていたけど、今回のアルバムは今まで一度でもくるりを好きになった人は何かしらひっかかるそんなアルバムになっているんじゃないかと期待してしまう。
そしてLIVEを観て「若いなぁ」と思う瞬間や「渋いな」と感じさせる瞬間がコロコロと入れ変わる不思議なバンドになっていた事が衝撃だった。
歳を重て渋くなっていくバンドは沢山いるけど若返るバンドはなかなか観ないので、単純に凄いと思うと同時に羨ましくもなった。
スピッツにも感じるけど若さ保ちながら歳を重ねるバンドは凄く魅力があるなと思った。
アルバムが楽しみ。