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2013年11月



11月2日  『虫眼とアニ眼

最近読んでいる『虫眼とアニ眼(養老孟司、宮崎駿・著)』が面白い。
1990年代にこんな事を考えていた2人はいまどんな事を考えているのかが気になる。

また、でたらめ音楽教室というのも面白い。
スッパマイクロパンチョップの方がTwitter上でsoundcloudにある面白い音楽をピックアップして独自の切り口で紹介しているのだけど、10代の頃にこんな風に色々な音楽を教えてくれる人がいたら音楽の聴き方が今とはまた違ったかも知れない。

まだ遅くない。もっと色々な音楽を知りたいなと改めて思った。

夜は箱根の旅館に泊まりそこに置いてあった水琴窟(装飾音響装置)の音に感動した。
耳を澄ますと微かに聴こえて心地が良い。

夜に星を見上げながらお風呂に入ると川を流れる水の音がずっと聴こえていた。

昔の人は僕が気がつかないで過ごしてしまっている色々な音を聴いて生活をしていたのかも知れないなとちょっと羨ましく思った。



11月6日  『秋だった2013』

視界が開けている場所で遠くを見ると少し霞んで見えた。

目が悪いとこんな感じなのかなとか、視力が良い事が唯一と言っていい位の自慢なので悪くならないで欲しいなと思いながら、道に落ち踏まれ砕けた銀杏を踏まないように気にしながら歩いた。

日が暮れ始めたら急に寒くなって手を擦って暖めて、去年も此処で同じ事をしていたと気づき秋なんだなと思った。

久しぶりに大きな音で音楽を聴きたいと思い、iPodの音量を上げてそれに合う曲を探して王舟の『賛成』を聴いたら凄く良かった。
いつもと違う聴き方をすればまた新しい良さに気がつく。

そんな事を考えながら歩いて帰る。



11月8日

吉祥寺まで歩いたついでに、スタジオジブリを見てみたいなと思い東小金井まで歩く。

武蔵境を過ぎた辺りから少し静かになり、周りの景色も面白くなったので、聴いていた音楽を止めて辺りの景色を見て聞きながら歩いた。

スタジオジブリがある道に入るまでは交通量が多い大きい道路だったのに一歩道に入ってみるとびっくりする位に静かで良い所だった。

真っ直ぐに伸びた道の先には白い髪でTVで見た時と同じ格好をしている宮崎駿さんが道端に立っていて少しドキっとした。

近づきながら鞄に入っている『虫眼とアニ眼』にサインしてもらえないかな?とかすれ違った時に「こんにちは」とか声は掛けたいなぁなんて思っていたのだけど、声を掛けるには少し遠い距離の所でアトリエに戻ってしまった。

まあ姿が見られただけで嬉しかったので良しとしよう。

きっとすれ違ったとしても緊張して声なんか掛けられなかったかもね。