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2014年11月



11月9日  『2010年12月18日』

[その日の記録]

この日の事はLIVE後に書き残していたと思うから改めて書く事はないのだけど、楽しい、嬉しい気持ちに溢れたそんな日だった。

僕はこの日の編成がとても好きだったので、改めて振り返りメンバーの紹介をしてみようかなと思う。

dr-三橋明奈
彼女のドラムはリズムを刻むなんて言い方をするとしっくりとこない。
一緒に歌っているかのようなドラムを叩く。
特にベータ(三部くん)とのリズム隊は今でも最高だと思っているよ。(だから2人を誘ったのだけど)
僕の中ではビートルズのリンゴ・スターとthe whoのキース・ムーン(あんなやんちゃな感じはしないけど)を足して2で割ったようなイメージだ。顔も似てるよ!(笑)
僕は彼女のドラムが好きでたまらない。


Ba-三部博之
彼のフレーズから滲み溢れでるハードロックが好き!というオーラはとても素敵だと思う。
だけど自分がガツガツと出ていくのはあまり好きじゃなさそうな遠慮がちな所もまた僕は好きだ。そんなバランスが最高なんだと思う。
僕はそれを横目にもっといけ!もっとやっちゃえ!なんて思いながら見るのが好きだ。


Gt-小松秀行
彼はバンドの中で針と糸の様な役割をしてくれるだろうなと思い、誘ったのを憶えている。
当時はなかなか案が浮かばずに苦労させた思い出ばかりだけど。
でもやっぱり彼が考えてきてくれたフレーズは好きだなぁと思うよ。
もっと根深く入り込んだアレンジも聴いてみたかったなぁと思うけどね。


小松秀行と三橋明奈はブラボーカフェというバンドを、三部博之はhumandogというバンドをやっているので興味を持ったら聴いてみて欲しいな。


僕はというと今年に入ってからトイトトイというバンドを始めました。
2ピースのバンドです。
ドラムのまりりんは素直にドラムを叩き、気持ちが乗って叩いている時の表情はとても輝いている、ドラムを叩いている姿が格好良い。

少しずつ2ピースの難しさや面白さにも気がついてきたので、この形で頑張っていこうと思っています。



11月23日  『変わりすぎ武蔵小杉』

とうとう歩いて行ける距離にタワーレコードができてしまった。
便利な事に間違いはないのだけど、何故か嬉しくはないんだ。
きっとこれからも渋谷か新宿のタワレコに行くんだと思う。
僕にとって電車に乗って行く距離も含めてCDを買うという事なのかもしれない。

そんなタワーレコードが出来るなんて事を考えもしていなかった2005年頃に『変わりすぎ武蔵小杉』なんてふざけた名前の曲を書いた。

その頃は大雄(ラーメン屋)はまだあったっけかな?
高校の文化祭の準備か何かで帰りが遅くなった日に初めて1人で入ったラーメン屋が大雄だった。
店主から「学校の帰りかい?」なんて聞かれ「そうです」くらいの会話しかなかったけど、それだけの事で凄く満足してしまった事を思い出す。

その頃はまだペンギン堂(文具店)は営業していて、前を通ると小学生の頃に1000円もガチャガチャに使い、結局欲しい物は出ずに悲しくなった事を思い出した。
お金を沢山使った事が悲しかった訳じゃなく、ただただ父や母に対して申し訳ない気持ちでいっぱいになって泣きたくなった日の事を思い出したりしていた。
そんなペンギン堂もいつのまにか取り壊されて無くなってしまった。

新しいショッピング施設が出来て賑わう武蔵小杉を歩きながら、そんな事を考えていた。

ふと横目で昔からあるモチヅキ楽器の店内を覗くと、あの頃と変わらずに店主のおばちゃんがレジの前に座っていた。

次にまたこの道を通る時も同じ事を思い出し考えているのかもしれないし、変わりすぎてしまった街になにも思う事なく通りすぎてしまうのかもしれない。

2005年にこの道を歩いた僕は大雄のラーメンが食べられなくなる事も、ペンギン堂がなくなる事も、もしかしたらタワーレコードが出来る事も予想できたのかもしれない。

ただ知らない、気づかない振りをした。

とりあえず僕はいまモチヅキ楽器で何を買おうか考えている。